常勝軍団


 「常勝軍団」

日本のサッカーチームで、この名称が使われているチームがある。

それは、鹿島アントラーズである。

そして、今年の柳ヶ浦高校男子サッカー部のチームスローガンも

「常勝軍団」である。


先日、鹿島アントラーズvs名古屋グランパスの試合で、鹿島が「常勝軍団」といわれる所以を見た気がした。

確かに、今期の鹿島アントラーズは、現在(5月13日)7位であり、1位の川崎フロンターレとの勝ち点も21もある。

しかし、この試合では、現在2位に位置する名古屋グランパスに対して、シュートを打たせず、セットプレーと4人が連動したパスワークからの得点で2-0で快勝している。

前半の試合開始から、後半の試合終了まで、前線からの連動したプレス、素早い切り替え、ハードワーク、ゴールを目指す姿勢が止まらない。

まさに圧倒し、「常勝軍団」という試合であった。


内田篤人選手の引退スピーチで

「数多くのタイトルを取ってきた裏で、多くの選手が”選手生命を削りながら”勝つために日々、努力する姿を見てきました」

とおっしゃっていた。

”選手生命を削りながら”

この言葉から、普段の練習の雰囲気や、練習強度の高さが想像できる。


一つ一つのプレーに気持ちを込め、全力でボールを追い、ゴールを目指す。

苦しいとき、うまくいかないときこそ、自分の胸に手を当て「自分に勝ち続けている」ことができているのか自問自答する。

自分と向き合い、本気で全国基準、それ以上を目指し追求出来ているのか。

自分の限界を自分で決めず、押し上げる努力をしているか。

私生活や学校の中で、知識を身につけるために自ら学び、

本気で仲間とぶつかり、話し合えているか。

部員全員が、もう一度考えなければならない。

毎日、自分自身に勝ち続けること。

それが「常勝軍団」になる道だと思う。


今週、土曜日から延期になっていた高校総体が始まる。

3年生にとっては、最後のインターハイ。

優勝するには、言葉の通り、”勝ち続ける”必要がある。

情熱の熱さ、誠実さ、献身性、

4原則で、負けてはならない。


選手とともに、自分に矢印を向け、

選手と一緒に、常勝軍団を目指し、日々、前進するのみ。

「想像は、現実になる」

想像できたなら、現実にする為に、進むだけ。


最後に、コロナ禍の中、選手の夢である舞台を用意するために、ご尽力くださっているすべての人に感謝申し上げます。

学校として、チームとして、個人として、新型コロナウイルス感染症の感染予防に努め、最善を尽くしたいと思います。

また日々、柳ヶ浦高校男子サッカー部を応援、サポートしてくださっている方々、本当にありがとうございます。


これからもよろしくお願いします。

サッカー部 顧問

松原 仁








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